Razerのキーボードを購入しようかと検討していたところ複数のシリーズがあり、各キーボードは一体何が違うのか、どういったキーボードなのか気になりました。同様にラインナップが豊富すぎてどのシリーズを選べばいいのか、迷っている方々への参考になる情報を調べてみましたので共有したいと思います。
Razerキーボードの魅力
引用元:https://www.razer.com/jp-jp
Raser(レイザー)はアメリカに本社を置くゲーミングデバイスメーカーで、マウスやキーボードなどの基本的なデバイスはもちろん、ゲーミングチェア、デスクなども販売しています。ブラック+グリーンがブランドカラーで、各製品も統一感があり世界中のゲーマーから支持されています。プロのeスポーツゲーマーも使用するRazerのキーボードは独自に開発したキースイッチを使用しており、1万円以下のモデルから、3万円を超えるハイスペックモデルまで豊富なラインナップの中から「打鍵感」「反応速度」「耐久性」「静音性」など自分の好みや使用環境に合わせて選べるのが特徴になります。
Razer独自のキースイッチ
引用元:https://www.razer.com/jp-jp/gaming-keyboards/razer-blackwidow-v4-x
ゲーミングキーボードを選ぶ際に重要になるのは、キースイッチの種類である「軸の種類」です。一般的なゲーミングキーボードには、メカニカル式の赤軸、青軸、茶軸、銀軸などがありますが、Razerは独自のキースイッチを採用しています。メカニカル式には「グリーン軸」「イエロー軸」「オレンジ軸」があり、光学式(オプティカルスイッチ)には「紫軸」「赤軸」が採用されています。さらにメカメンブレンスイッチとロープロファイルモデルには薄型オプティカルスイッチが採用されています。
グリーン軸
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青軸に似た特性を持っており、クリック感と音のあるキースイッチです。打鍵感を重視したり、周囲の環境を気にせずタイピング音を楽しみたい方向けのキースイッチになります。
イエロー軸
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Razerのメカニカルスイッチの中で最も静音性が高いキースイッチです。グリーン軸やオレンジ軸よりもキーの反応速度が速く、一般的な銀軸に近い特性を持ちつつ、静音性も考慮されています。タイピング作業の多い方や静かな環境でゲームを楽しみたい方におすすめのキースイッチになります。
オレンジ軸
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グリーンとイエロー軸の中間に位置するバランス型のキースイッチです。グリーン軸と比較して静音性に優れ、イエロー軸よりも押し込み感があるので、一定の打鍵感も欲しいけど静音性も欲しい方向けのキースイッチになります。
https://www.razer.com/jp-jp/gaming-keyboards/Razer-Huntsman-V2/RZ03-03930100-R3M1
従来のメカニカルスイッチの物理的な接点とは異なり、光によってセンサーが反応する仕組みのキースイッチになります。この光学式スイッチはメカニカル式のスイッチよりも耐久性と反応速度に優れています。感触と音がグリーンスイッチに似ているクリック感のある「紫軸」と、感触と音がイエロースイッチに似ている滑らかで静かな「赤軸」の2種類があります。さらに一部のシリーズには薄型のオプティカルスイッチも搭載されています。こちらも「紫軸」と「赤軸」の2種類があり特徴はそのままに、薄型設計になっているのでまた違った打鍵感や性能となっています。
引用元:https://www.razer.com/jp-jp/gaming-keyboards/razer-ornata-v3
Razerは、デスクワーク用の一般的なキーボードに採用されているメンブレン式に、メカニカル式特有の感触と音を追加した独自の軸「メカメンブレン式」も展開しています。タイピング音は比較的大きめですが、価格を抑えつつメカニカル式の操作感を試したい方や、ゲームと仕事の両方で使用したい方におすすめです。
シリーズラインナップ
Razerにはいくつかのシリーズがあり、それぞれサイズや機能が異なるモデルが存在します。各シリーズとその特徴を紹介します。
BlackWidowシリーズ
メカニカルキースイッチを採用したゲーミングキーボードが「ブラックウィドウ」です。このモデルは「テンキーレス」や「ワイヤレス」など他のシリーズに比べ、最もラインナップが豊富でRazerキーボードのスタンダートシリーズになります。
Huntsmanシリーズ
光学式キースイッチを採用したゲーミングキーボード、「ハンツマン」は、優れた応答速度を誇り、高い機能性を備えたハイエンドシリーズになります。
DeathStalkerシリーズ
薄型オプティカル(光学式)キースイッチを採用したゲーミングキーボード、「デスストーカー」は、Huntsmanシリーズと同じ光学式を採用していますが、リストレストなしでも手首に負担がかかりにくいロープロファイルシリーズです。
Ornataシリーズ
メカメンブレンスイッチを採用したゲーミングキーボード、「オルナータ」は、メカニカル式に比べると耐久性や反応速度は劣るものの、価格が安くゲーミング用にチューニングされた独自の機構を備えています。そのため、ゲームだけでなく仕事にも利用できるシリーズです。
Cynosaシリーズ
メンブレンスイッチを採用したゲーミングキーボード、「サイノサ」は、他のシリーズに比べて耐久性などのスイッチのスペックは劣るものの、価格が最も安く十分にゲームにも使用できるシリーズです。
ゲーミングキーボードと普通のキーボードの違い
ゲーミングキーボードとは、ゲームをより快適にプレイできるように打鍵感や反応速度などこだわって設計されたキーボードであり、以下の特徴が挙げられます。
引用元:https://simpc.jp/tec/item/sc-67/
複数キーの同時押しができるかどうかを表すもので、任意の数のキー同時押しを可能にする技術です。通常のキーボードでは3つ以上のキーを押すと正確に認識できない場合がありますが、ゲーミングキーボードではNキーロールオーバーによって、複数のキーを同時に押しても正確に認識されるため、例えば「走りながらRでリロードし、同時にSpaceでジャンプする」といった3つや4つの同時押しを要する操作がある場合、Nキーロールオーバーを持つゲーミングキーボードであれば、正常にすべての操作が認識されるため、よりスムーズに操作することが出来ます。複数のキー操作が必要になるFPSゲームなどではともて重要な機能になります。
②アンチゴースト機能
同時に複数のキーを押したときにキー信号の認識不良を防ぐ機能です。通常のキーボードでは複数のキーを同時に押すと、一部のキーが正しく認識されない場合があります。これによって別のキーを押したと誤認識されたり、キー入力が正常に反映されないことがあります。なので複数のキーを同時に使用する場合には、アンチゴースト機能が重要となります。
③マクロ機能
特定のコマンドをキー1つに登録できる機能をマクロ機能と呼びます。この機能を使用すると、複数のキーを同時に押す必要があったコマンドを1つのキーに割り当てることができます。例えば、ゲーム内で特定のアクションを行うために複数のキーを同時に押す必要があった場合でも、マクロ機能を使ってそのアクションを1つのキーに設定することができます。これにより操作が簡単になりプレイヤーの快適性が向上します。
ただし
ゲームによってはマクロ機能が禁止されている場合もあります。またアンチチートツールによってマクロが検出されることがあるため、注意が必要です。
正当な目的で使用する場合でも、ゲームのルールや利用規約に違反しないように十分に注意してください。
まとめ
Razerのゲーミングキーボードは、多彩な機能が魅力的であり、キースイッチやRGBバックライト、自由度の高さなどが特徴となっています。各モデルには異なる特性や価格帯があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。自分の使用環境や好みに合わせて最適なモデルを選び、是非快適なRezerのキーボード生活を楽しんでください。